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2017年リリース作品1〜20

今更すぎる、2017年リリース作品のベスト20です。まだ聴きたい2017年リリースが溜まりに溜まってしまっているけど、良い音楽というものはキリがありませんね。


1.Infinity Girl『Somewhere Nice, Someday』

ポップなシューゲイザーや初期のNUMBER GIRLみたいなローファイなギターロックを聴くようになってから、やっと出逢えたひとつの理想のバンドサウンド。このNYブルックリンの4人組が生み出すサウンドは、一度再生してから終始、余すところなく心地よい。この暴力的なまでに儚く美しい音像に包まれると、脱力やら興奮やら、大変。




2.For Tracy Hyde『he(r)art』

ドリームポップ、シューゲイザー要素のあるインディーロックやチルウェイブなど幅広いサウンドをJ-POPと組み合わせ、ロックな精神性をフルパワーで放出する最高のバンドの2ndアルバム。名刺代わりの前作のような漲る青き初期衝動は少し抑えられたように思うが、透明感はそのままにグッド・ミュージックで殴りかかろうとする暴力性を秘めている。




3.BURGER NUDS『Act 2 或いは Act 3』

2003年に1stフルアルバムリリースし、2004年に解散、2014年に復活。活動再開後初の新譜にして、2ndフルアルバム。ボーカル門田匡陽の近年までの作風の流れも汲みつつ、他メンバーのアイデアを詰め込んだ現在進行形のBURGER NUDSサウンド。求められてるかつてのバーガー像をやろうと思えばできるかもしれないけど、それを今やる必要性を感じないなどと今の3人の趣向をきっちり示した結果、実に孤高のロックバンドらしい出来になった。近年の容易く消費されてく産業音楽やらへの怒りや嘆きを露骨に振りまいて、皮肉めいたフレーズを交えながらも曲そのものへの熱意は誠実でブレない。Apple Music解禁されるまでは、試聴できずMVも公開されず、内容含めて近年リリースされている音楽の中で、なかなか浮いているスタイル。 かつてはバンプやSyrup16gと近い存在だったが、幅広くロックを聴いてる人の感想が知りたい。


4.Hoops『Tapes #1?-?3』

初期にカセットテープでリリースされた3作品を纏めた音源集。終始、心地いい夢を見てるような幻想的なローファイギターポップが展開される。2017年には先に1stフルアルバムもリリースされていたけど、同じ曲でもラフに録音されたこっちのver.は少し印象が変わる。どっちも甲乙つけ難い良さがある。




5.Qurage『Best Friend』

珈琲豆とカセットテープを売っている山形のレーベル「ZOMBIE FOREVER」社長である森幸司のバンド。1stから7年ぶりで、カセットテープでリリースされた2作目のフルアルバム。アナログの質感を大事にしたアヴァンフォーク、ローファイオルタナサウンド。じわじわと精神に侵食する焦燥感から、時には疾走し、時には爆発し、そして朗らかにも響く。昔のデパートの屋上の遊具から流れるようなチープで明るめのメロディの上で篭ったラップ調のボーカルが乗っかる、ちょっと不気味な聴き心地に聴こえる「明日になるまで」など、統一感はあるけど色んなアプローチの曲が収録されている。日本のバンドなら、BURGER NUDS、kiwiroll、くるり、ゆらゆら帝国、シャムキャッツ、OGRE YOU ASSHOLEなどが好きな人ならオススメ。






6.SAPPY『ULTRA FUTURE』

元Paellasメンバーも所属する、神戸のバンドの1stフルアルバム。以前の作品よりもドリームポップやシューゲイザー、グランジ的な要素が濃くなりつつも、J-POPさをキープしている。






7.Special Favorite Music『Royal Blue』

怒涛のポップミュージックで構成されたロードムービーのような。いや、ロードムービーに縁は無いけど名作映画スケールの華やかさがあり、一曲一曲のとっつきやすさは絵本のようだ。ヴァイオリンやサックス、フルートなどを演奏するメンバーを擁した大所帯バンドだけあってオーケストラのような華やかな演奏が冴え渡る。片想いやayU tokiOといい、小沢健二『LIFE』のようなアルバムを作る人は大好きです。ラップは入ってないけど、So' Flyやm-flo好きにもオススメしたい。音楽だいすきクラブの某記事では、小さい頃にハローマックやトイザらスに行ったときのワクワクがここにある、的なことを書きました。そんな、ピュアに胸キュンするポップさが詰まってます。




8.Emerald『Pavlov City』

単に都会的でお洒落ってだけじゃとても片付けられない洗練のされ具合。おもちゃ箱をひっくり返した〜的な表現でいうと、中身が詰まった宝石箱を眺めるような、うっとりしてしまう音の響き。




9.冷牟田敬band『μ(ミクロ)』

昆虫キッズ、Paradiseという数年前に解散してしまった個性的な2つのロックバンドでギターや鍵盤などをやっていた人物の、この名義では初のアルバム。以前リリースしたソロアルバムからポップセンスが増幅されており、轟音ギターのシューゲイザーの作品としてはかなり聴きやすい方なのでは。透き通った歌モノノイズミュージック。




10.YUC'e『Future Cαke』

福岡の新進気鋭の歌えるトラックメイク・ガールが、2017年にYunomiと2人で未来茶レコードを立ち上げたのちにリリースした1stフルアルバム。kawaii〜なサウンドから更に踏み込んだ、ドスの効いたトリップミュージック。キュートでコミカルなサウンドメイクかと思えば、グリッチノイズが引っ掻き回したりとメリハリの効いたテンションの曲が並ぶ。アメリカンな極彩色で濃い味のお菓子のようなポップさが実にファンタスティック。そしてわりとガッツリ歌モノ。マジカルで2010年代後半らしいイマを感じる作品。






11.カーネーション『Suburban Baroque』

結成35周年、メジャーデビューから30周年らしいベテランロックバンドの最新作。フロントマン直江政広は58歳ながらも、スカートやサニーデイサービス、岡村ちゃん、大森靖子といった周辺のミュージシャンに一切引けを取らず、毎度となく新鮮な名盤を生み出し続けている職人的なロックバンド。進化は止まらず、過去のどのアルバムも殆どが聴くたびに最高傑作なのではと思ってしまうほどの魅力がある。




12.kanarina『3000番目の世界』

ニコニコ動画において、ラップの曲を投稿する際のタグ「ニコラップ」で、野崎りこんらとコラボした曲などを投稿してて知った、maho-というMCと、その姉?の高本りなの2人組ユニット、kanarinaの自主制作アルバム。maho-は恐らく、6年前の無料ダウンロードアルバム『宇宙一人』以来の作品集かな。『終末論的金糸雀』というアルバムを制作していた筈だが、お蔵入りになったようで、今作は今までの作り溜めてきた曲を纏めたアルバムらしい。ラップは基本的にポエトリー寄りだが、なかなかクセのあるフロウ。初期の はなび っぽいかも。Shing02やMAKKENZみたいなアングラな文系日本語ラップの世界観にも通じるが、高本りなのボーカルなどで、随所にポップな成分が振りまかれており絶妙なバランスの味わいがある。エレクトロ、アンビエント、Vaporwaveあたりが連想されるサウンドに感情をドバドバ吐露させた嗚咽のようなラップの組み合わせに抉られる。アニメ「惡の華」の台詞がタイトルに入ってる曲ではそのアニメの声のサンプリングなんかも飛び出す。聴けば聴くほど世界観に閉じ込められ、ただただdopeとしか言えなくなる名盤。かるえるら、ノベル、jinmenusagiらが参加したマイクリレー曲なんかフロウも声もリリックも奇天烈な面々がぶつかり合ってて日本語ラップクラシック級。



アルバムの締めは、emamouseという方のインスト曲。




13.Baby!『Sunny, F.L.』

多分、出会いはbandcampにあった投げ銭コンピレーション作品『City Beautiful: A Compilation For Pulse』だと思う。その後、軽く調べてもこのバンドの情報が見つけられずにいたけど、You'll Never Get to HeavenやJapanese Breakfastの所属しているYellow K recordsのbandcampから新作をリリースしていることが発覚し、2018年3月になってからようやくSpotifyなどで解禁。CDなどは手軽に入手できなさそうなので、かなり嬉しい。ボストンあたりで活動しているKaley Honey Cuttという女性のインディー・プロジェクトだそうだ。サウンドはシンプルなローファイギターポップ。HomecomingsとかHeavenlyとかを好む身としてはどストライクだった。このアッサリした潔さが新鮮。どんな気分のときにも聴きやすい、癒しのバンドサウンド。因みに、2018年7月、Spotifyの名義を見たらHoney Cuttになっていた。前はBaby!だったような。使い分けるのかな。日本では唯一、下記のサイトからダウンロードコード付きLPを購入できます。

https://tomorrow.buyshop.jp/




14.The National『Sleep Well Beast』

最初はちょろっと聴いて、まあ良さそうではあるかな…と思った。次にまた少し聴いて、大してピンとこずに聴くのを諦めてしまった。間を空けて年末、ありとあらゆる有志たちの年間ベストを覗くたびに、そんなに素晴らしいアルバムなんだ。もっかいちゃんと聴かなきゃ…うん、聴きたい!最高な筈!!と思いまた再生。声もメロディも何もかも、異常なまでに沁みる沁みる。そりゃ評判良いワケだ。赤ベコ化するほど頷ける。穏やかで優しいけれどちゃんとロックな芯の太さがある。シンプルな歌詞は国を超えて伝わる。音楽だいすきクラブのランキングに、「寝かせたカレーのようなアルバム」と寄稿してしまった。寝かせたカレー、細菌が繁殖してヤバいらしいからあまりいい表現ではない(その注釈も入れた)。言いたいのは、只者じゃない味わい深さってこと。




15.Mariana in our Heads『SINCE YOU GET HOME』

リリースを待ちに待っていた京都・大阪の5人組バンドの初のCDEP。少しチープさのあるインディーポップが、洗練されたドリームポップへ進化していた。ただ相変わらずキラキラしっ放しで眩しい。Homecomingsや洋インディーポップ好きに非常にオススメする。聴き心地に長けたお洒落ムード満天の煌びやかなサウンドだけど、過剰に気取らず、とにかく珠玉のドリームポップを詰め込んでやる!というような内なるロックスピリッツを匂わせる。勝手な感想ですが…。




16.Diggy-MO'『BEWITCHED』

岡村靖幸やサザンオールスターズなどの影響がここにきて爆発してきてるような、アグレッシブな変態っぷりが発揮されているソロ4作目のアルバム。SOUL'd OUTの頃から一切ブレない唯一無二の存在感。ラップミュージックなのか歌モノなのか、hiphopやらロックやらのジャンル分けもままならないDiggy節を隅々まで堪能できる。そして今までのアルバムの中でとりわけつかみ所がないシュールな聴き心地のアルバムだと思う。でもふわふわしてるってわけでもなく、極めてストイックでアツい。それがDiggy。世界観に圧倒されるような面白い音楽が聴きたいなら、お試しあれ。






17.Suzie『Deluxe』

スージー・ファーロンガー(?)という人の恐らくデビューアルバム。ミネアポリス、ミネソタ、ベッドルームポップ、インディーポップのタグがbandcampについている。ドリーミーで柔らかい世界。




18.Simian Ghost『Simian Ghost』

北欧のインディーポップって響きだけでどうにも期待値が高まってしまうし、ジャケットや名前の雰囲気も完璧。Phoenixのドラマーがプロデュース。悪いワケ無いじゃん。って聴いてみたら思ったより陽気でノリノリだったし、一歩間違えるとリバイバルとか通り越して時代錯誤でダサいかもなって曲もあるし。でもトータルバランスは絶妙。空気の美味しいところで聴きたい音楽。






19.マルチ放電『生命線』

Sparklehorseこそ求めていたバンドのひとつだ!と思うようになってから、それに通じるオルタナとフォークトロニカなどが混在するようなバンドを探しがちな今日このごろ。ああ、もうこのマルチ放電との出会いでそのテのバンドの決定打が出てしまったかなと。いや、まだ近い方向性のバンドでまた別の魅力を誇るものはありそうだし出てくるかもしれないけど、このバンドとの出会いは、知らないバンドでも面白い音楽性のものがまだまだあるのかなと輝かしい期待を感じ、digる意欲やインディーバンドへの興味を改めて引き寄せられた。




20.サニーデイ・サービス『Popcorn Ballads(完全版)』

2017年は曽我部恵一と峯田をやっと大好きになれた年。こんなとんでもないアルバムをサプライズリリースされてしまうと好きにならざるを得ない。実験的ながら集大成のようでもある壮大なボリューム。hiphop界で定番となってきているトラップを大胆に取り入れたり流行りのものをなんでもかんでも放り込んでごった煮にした闇鍋。近年のソロ作品よりも世界観、サウンドのスケールが広く大きく、サニーデイ名義であることが相応しく思える。これがイマのサニーデイなんだと大いに納得。そしてこれぞロックバンド!というような貪欲にグッドミュージックを作る姿勢も感じる。






わど | まとめ記事 | 15:05 | comments(0) | - | - |

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